1948-02-03 第2回国会 参議院 本会議 第10号
○國務大臣(米窪滿亮君) 先日の本会議に岡元さんからの御質問があつた当時、緊急止むを得ざる用務のため院外に居つたので、御答弁申上げる機会を失いましたので、本日お答えいたします。 引揚者の就職に関しては國家として特別な配慮をすべきことは仰せの通りでございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 先日の本会議に岡元さんからの御質問があつた当時、緊急止むを得ざる用務のため院外に居つたので、御答弁申上げる機会を失いましたので、本日お答えいたします。 引揚者の就職に関しては國家として特別な配慮をすべきことは仰せの通りでございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 私に対する御質問にお答えいたします。第一の点は、労働法規の改正をする意思ありやというお尋ねであつたと思うのでございまするが、憲法によつて保障された團結権、交渉権あるいは罷業権等のこの重大なる基本的人権に関し、さらに労働条件の低下を招来するような改正を労働法に試みる意思は、今のところございません。
○國務大臣(米窪滿亮君) 遅く参りまして甚だ失礼いたしました。昨年國会を通過した國家公務員法につきまして当時官使が争議をしたときは雇傭契約に関する一切の権利を失うという條項が原案にあつたのであります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 官吏の團結権、團体交渉権を今取る、こうは考えておらないのであります。從つておらないのに、そういう仮定の下にお答はできないのであります。これは私自身は官吏は特別の人間であるから、又今さつき言つたようないろいろ社会人としての優位の点があるから、從つて團結権、團体交渉権を取上げていいと、こうは考えておりません。この点はどうぞそういう仮定を私は今持つておりませんから……。
○國務大臣(米窪滿亮君) 実はどうも甚だ迂闊ですがそういう事実は私はまだ聞いておりませんそれじや局長が知つておるそうですから局長から……。
○國務大臣(米窪滿亮君) 東芝及びこれに類似の問題についてのお尋ねにお答えいたします。
○國務大臣(米窪滿亮君) 私に対する御質問に対してお答えいたします。 第一の点は、今後における労働行政の基本的性格乃至動向についてのお尋ねであつたと思うのでございます。労働省が設置されましたときに、その設置法の第一條の労働省新設の目的としましては、労働者の福祉と職業の確保を図り、以て経済の興隆と國民生活の安定に寄與するということになつておるのでございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 私に対する御質問についてお答えいたします。第一の点は、労働基準法が生産に対するウエートが比重に重くて、貿易が再開した場合に、外國商品との競爭において非常に不利であろうというお尋ねであつたと思うのでございます。この点は、私をして言わしむるならば、労働基準法に対する理解が、まだ十分にいつておらないのです。
〔國務大臣米窪滿亮君登壇〕
○國務大臣(米窪滿亮君) 私に対する御質問にお答えいたします。労働省に対する團結権、團体交渉権、罷業権、これらの権利は、憲法の第二十五條以下において規定されておる基本的人権でございまして、この基本的人権の根幹をゆるがすがごとき変更を、法律の改正によつて試みようという言明を、かつて私はしたことはありません。
○國務大臣(米窪滿亮君) 苫米地さんの私に対する御質問にお答えいたします。 第一の点は、日本の労働運動に対する本質的な、お尋ねだつたと思うのでございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 森下さんの私に対する御質問に対しましてお答えいたします。お言葉の通り、今後数ヶ月の間に我々が予想し得る経済不安並びに労働不安のことを考えますと、私も誠に深憂に堪えないのであります。経済不安が原因になり、或いは結果になり、労働不安と経済不安とが丁度あざなえる繩のごとくになつて行くことは、賃金と物價との惡循環が端的にこれを物語ると同様だと私は考えるのであります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 末弘博士がそういう考え方で調停したかどうかははつきり確かめるわけにはいかんのですが、又私共調停案なるものを十分読んでおりませんが、今委員長の言われるようなことであるならば、私は中労委としては少し行き過ぎだろうと、こういう工合に考えております。
○國務大臣(米窪滿亮君) 賃金に関する問題が政策に影響を及ぼすことはこれは当然のことでありまするが、この特定局の問題は、そういつた政策に関聯がある。労働問題でなしに、労働問題と純然関係なしに政策的な面まで立ち入つておる嫌いがある。こういう工合に解決しております。
○國務大臣(米窪滿亮君) さようでございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 労働問題に関する限りは、労調法の解釈、或いは労働組合法の解釈によつて、そうしてこれは労働組合法に基いて決められた経営協議会において、最後の決を採るというのが私の解釈であります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 團体協約というものは、天下りに決められるものでなくして、労資の間の経営協議会で以てその團体協約を決める。この点は一点の疑いもない次第であります。
○國務大臣(米窪滿亮君) そういうわけです。
○國務大臣(米窪滿亮君) 只今河崎委員の御希望は、勿論私ども賛成であります。これ等の盲唖学校の卒業生に対して資格を付與するというような問題は、この四十七條の後段の、監督廳の定めるところにより、これを同等以上の学力があると認められたものとする。こういう意味のうまい文もある、例えば卒業せんでも、三年の現在ならば、これは卒業したと同一程度のものと認めるということを認定すればできるでしよう。
○國務大臣(米窪滿亮君) 只今御採決を得ましたこの重大なる社会政策法案に対しましては、今日の経済状態、社会状態と睨み合せまして、非常な力強さを感ずるものでございまして、政府としてもこの法案の実施については、愼重に且つ強力に遂行したいと考えておる次第であります。
○國務大臣(米窪滿亮君) そういうわけで、あらゆる方法で私としては就職の機会を増大しようとして今苦心をしておるようなわけでございます。誠に今日はすべての方面が資金において資材において行詰つておる今日でございまして、失業対策の面からのみ労働省の言い分が閣議で通らない実情にあるということを、一つ御了承願いたいと思います。
○國務大臣(米窪滿亮君) 第一の点については、そういう場合に御希望の通りに十分考慮して処置したいと思います。 第二の点については、私授産場の現状及びその内容について存じませんから、局長から説明いたさせます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 御意見のところを経済復興会議に通じて、成るべくそういう御趣旨の実現するように取計らつて行きたいと思います。
○國務大臣(米窪滿亮君) 今回提案されました、昭和二十二年度一般会計及び特別会計の補正予算中労働省所管分につきその概要を御説明申上げます。先ず第一に昭和二十二年度一般会計予算補正第七号中の所管予算補正追加要求額は十億五千八百十七万六千円であります。その主なるものについて概略の御説明をいたしますと、先ず中央労働委員会事務局機構の追加整備に必要な経費二十七万二千円であります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 先日本会議におきまして川上さんからお尋ねがあつたのでございますが、当時他の会議に出ておりまして答弁をする機会を失いましたので、この機会にお尋ねに対してお答えをしたいと思います。 第一の点は、民間会社の從業員はすでに千八百円以上の給料をとつているのであるが、官公吏は依然として千八百円ペースで釘附けになつておる。
○國務大臣(米窪滿亮君) お答えいたします。今日物價が非常に高くなつて、最低生計費と労働者の收入との間に相当の開きがあることは、政府もこれを認めております。私のところへも非常にたくさんの投書が官公吏から來ておりまして、その実情を聽きますと、まことに同情にたえないのであります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 赤松さんの御質問にお答えします。たいへん多岐にわたる御質問でございまするので、労働大臣に関する点のみをお答えいたします。実は第一の御質問と第二の御質問は、大藏当局からお答えすることが一番適切であると思うのでございまするが、本日はどなたもお見えになつておらないようであります、それで第三の点から答えします。
○國務大臣(米窪滿亮君) 倉石君の御質問に対して、私のお答えする点だけをここで述べます。 労働委員会において、世上傳えられておる十月労働攻勢ということがしばしば言われたことは事実でございます。
○國務大臣(米窪滿亮君) 但し不法のストライキの場合にはその例外ですけれども……。
○國務大臣(米窪滿亮君) そうではありません。十一月一日から支給する……。
○國務大臣(米窪滿亮君) そうです。
○國務大臣(米窪滿亮君) この問題は、千八百円を殖やせという要求とは又違うのでして、労働組合側にいわせると、既特権である、即ち政府は七月五日の給與審議会において、政府の責任で千八百円ベースというものを決めたのでございますから、勢い千六百円という現行の給與に対しては、その差額二百円というものを支給すべきが当然である、これは既特権である、その二百円を貰うということについては、労働組合側の意見は反対ではございません
○國務大臣(米窪滿亮君) 落しました。その通りでございまして、つまり欠配が続いている、その欠配に対しては政府に責任があるから、その欠配に対する損害といいますか、それに手当を出せ、こういうことをいつております。
○國務大臣(米窪滿亮君) 川上さんから非常に示唆に富んだ御意見があつたのですが、実は今日の経済事情の特徴は綜合経済だということ、即ち一つ一つの物價というものは單独に査定ができない。必ず関連性がある。これは勿論昔からもそうでありますが、今日は特にその特徴がひどいということと、それから價格の決定についてはいろいろな決定方法があるでしようが、一番無理のない方法はいわゆるパリテイ計算である。
○國務大臣(米窪滿亮君) 七月の五日給與審議会で、新物價体系を樹立する一つの算出のフアクターとして、原價計算による生産費のコストの中、一番大きな面である賃金を、どの程度に標準を取るかということが、極めて重大なる問題でありまして、それはなぜであろうということは、今日のインフレのいろいろの原因がある中、その主なる一つは、賃金と物價との惡循環が断ち切れない、お互いに追い駆けつこをやつて、だんだんと惡性化して
○國務大臣(米窪滿亮君) 予算が取れないようだつたらそんな仕事はしようがないじやないかという言葉は少し乱暴な言葉じやないかと思います。